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オマール海老味噌つけ麺@Bonito Soup Noodle RAIK・杉並区永福町

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写真: オマール海老味噌つけ麺@Bonito Soup Noodle RAIK・杉並区永福町

写真: シン・ラーメン・醤油・麺S.P.L@Zect by Lm・千代田区小川町 写真: ジュ・ド・ポーとジュ・ド・ヴォライユの醤油らーめん@稲荷屋・台東区稲荷町

Bonito Soup Noodle RAIK(ボニートスープヌードルライク)
  杉並区大宮1-2-3

 前日から提供している高級食材を使った限定メニュー目当てで訪れた。ロブスターとも呼ばれるオマールエビをどう使うのか非常に興味がある。カウンター席が5つだけという小さなお店で、開店時間の11時半に着いたら最後の5席目に滑り込めた。以降、退店時まで数人が店先で待つ状態が続いた。入店時に小さな券売機で標記食券を発券。高級食材を使っているだけに値段は1300円と高めだ。
 麺はストレートの中太。つけダレに潜らせないでそのまま食べてみると、冷水で締められていて歯応えがあるもののそれほど硬くはなく、しばらくするとモチッとした食感が現れる。麺肌はツルンとしていて、小麦の風味は感じなかったがつけ麺の麺としてふさわしいように思う。店頭に置かれた麺箱には菅野製麺所と書かれていた。つけダレは、エビの風味がガツンとくるのかと思っていたがそれほどではなく、エビを使っているのが分かる程度だった。一方で、ほのかな酸味があり、つけダレを丼の底からかき混ぜると粒状のトマトとみじん切りのタマネギが現れる。勝手な想像だが、鶏ベースのトマトや香味野菜も加えたとろみのあるスープを、オマールエビの殻を煮出した出汁で薄めたような感じで、薬味としてタマネギを加えているのだろう。ちょっとしょっぱいのが玉に瑕で、麺のドボ浸けは避け潜らせるのは長さの2/3程度に抑えると塩加減はちょうどよくなるが、その分エビ風味が薄れるのが悲しい。麺の上には3種類のチャーシューが載る。そのうち、2種類の豚は厚みがあってボリューム十分。モモは赤身のみで少し締まっているが、その分、噛めば噛むほど旨味が出てくる。低温調理のようで結構ジューシーだ。一方、バラ肉は、口に入れた瞬間ホロっと崩れるほど軟らかく煮てある。赤身部分の肉らしい旨味と脂身の甘さの両方が堪能できる。鶏ムネはさっぱりとした味わいだ。その他には、半熟の黄身がゼリー状に固まり、全体的に程よく味が浸み込んでいた味玉半個に、彩りが美しい紫キャベツの千切りが添えてあった。一方、つけダレの中には縦半分に切ったアスパラガスが2本混ざっていた。なお、麺の上にマスタードのようなペースト状のものが添えられていたが、マスタードにしては辛みがなく正体は不明だ。麺も具材も食べ終えて、卓上のポットに入った割スープでつけだれを薄めて飲み干した。割スープの味見をしたが、薄茶色の出汁がなにから取られたものなのかは見当が付かなかった。
 食券を購入する際、麺量を確認するのを忘れてしまったが、実食した感じでは250g前後ではないかと思われ、+100円の大盛にしなくて正解だった。できれば、チャーシューの種類を削って代わりにオマールエビの身が載れば相当印象が異なっただろうが、値段の問題で難しいのだろう。それにしても、先客も後客も見た限りでは全員が、決まったようにこの限定つけ麺を頼んでいたのは驚きの光景だった。

・お気に入り度:〇

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